2005/02/27

世界選手権 最終日

大会を振り返って・・・ インナウアー・ノルディック部長
オーストリア・ジャンプ陣はこれまで大舞台で力を発揮できなかった。しかし今大会では2度の団体戦でいずれも金メダルを獲得することができた。この成功についてインナウアー氏が語った。
インナウアー・ノルディック部長「我々は過去の失敗から多くを学び正しい方法を模索した。素晴らしいチームだった。でもMorgiやHoelliにとっては少し残念だったかもしれない。なぜなら彼らは個人での成績にも期待がかかっていたからだ。でもジャンプの世界ではよくあることだ。彼らはトップレベルのジャンパーだし、調整もできていた。しかしその中でもトップのジャンプをしなくてはならない。さもないとチャンスは全くなくなるんだ。(個人でのメダルが獲得できなかったが)特に気にする必要はない。ノルウェイ、フィンランド、ドイツをみてみても公式練習では素晴らしいジャンプを見せていたが結果は3位や4位だ。だから2個の金メダルに満足しなければならない。選手はお互いにジャンプを称えあっている。その結果金メダルを2度も獲得できた。ただこれは選手の力によるものだけではない。コーチやその他のスタッフ、皆が素晴らしい仕事をしたからなのだ。」

今回もクールなヘルバルト選手
世界選手権団体戦で3度目の金メダルを獲得したヘルバルト。いずれも最もプレッシャーのかかるアンカーとして登場している。テレマークを入れるとすぐにガッツポーズをした。「金メダルだ!」と確信した瞬間だ。彼の精神力の強さはどこから来るのか?「僕は自分の実力を知っている。アホネンやヨケルソイにも勝てるジャンパーだってね。僕らは強いことを知っている。だからプレッシャーは少ないんだ。もし誰かがミスをしても充分カバーできるんだ。 ヘルバルトはロイツルとともに世界選手権金メダル獲得数でオーストリア歴代トップになった。紛れもなくオーストリアノルディック史に残る選手といえるだろう。「確かに素晴らしい気分だよ。でもアンディ・フェルダーがワールドカップで何勝しているかをみてごらん?バランスの問題だよ。世界選手権のメダルの数では僕の方が成功しているのかもしれない。ただアンディもとても偉大な選手だよ。」ヘルバルトは92年と98年の五輪でもメダルを獲得している。来年の五輪はどうするのか?「多分現役を続行するよ。僕は92年に3個の銀メダルを獲得している。もっとコレクションを増やしたいしね。メダルは出来る限りたくさん欲しいよ。それでなきゃ引退しているよ。」シーズン前には引退の噂もあった。「続けてよかったと思っているよ。2個の金メダルを持って家に帰れるなんて素晴らしい気分だ。」

ビドヘルツル選手と聖書の夕べ
アンディ・ビドヘルツルは週に一度は聖書を読むことにしている。なぜなのだろうか。「僕は心神深い人間ではなかった。でも昨年洗礼を受けたんだ。そうしたらもっと力と支えを与えられたような気がするんだ。」初めての金メダルを獲得したビドヘルツルを聖書を引用しながら語った。信仰は彼をより素直な人間にしてくれたという。聖書はいつも持ち歩いている。「家では毎週、聖書の夕べを持つことにしている。神を信じない人もたくさんいるが僕は信じる。ビドヘルツルは06年の五輪で大きな成功を収め引退したいと思っているわけではないよんだ。「いつも言っているけどできる限り長く飛び続けたいんだ。結果を残せるかぎり、健康でいる限り、僕は続けるよ。」
先日オーストリアで小さな復活があった。かつての世界選手権代表選手ヴェルナー・ラトマイヤー氏がフィラハで7年ぶりにジャンプをした。「ノーマルヒルがフライングか何かに見えたよ。」と感想を述べている。ゴルドベルガーの”発見者”であり71歳のリチャード、ディース氏も今でもHS=30で飛び続けている。